
ストルバイト結晶とは、尿石症の一つです。
尿石症については、こちらで詳しく説明されていますのでご参照ください。
わが家の愛犬がストルバイト結晶になった時、療法食しか食べられなくなってしまうことをすぐには受け止められず、ずいぶんあがきました。
飼い主のあがき=試した6つの対策とその効果についてまとめました。
水分摂取
わが家の愛犬は積極的に水分を摂る方ではなかったので、強制的に水分を摂れるようにドラフードの半量を白湯でふやかして与えました。
ドットわんスープも試しましたが、積極的に飲む様子はなく、フードをふやかす方法が水分摂取には一番効果的でした。
水分摂取だけでストルバイト結晶が改善することはありませんでした。
運動

ストルバイト結晶の予防に運動が良いと聞き、お散歩を増やしました。
もともとお散歩が好きな方ではなかったので増やすにも限界があり、ストルバイト結晶が改善することはありませんでした。
ハーブ

ハーブに詳しい友人に調合してもらい、ダンデライオン、マシュマロウ、ミルクシスル、ネトル、カレンデュラ、カモミール、ローズヒップ、ホーソンを試しましたが、ハーブだけでストルバイト結晶が改善することはありませんでした。
市販の尿石ケア用フード

動物病院で勧められた療法食でストルバイト結晶が陰性になった後、しばらくしてから尿路結石に配慮された市販のフードへの移行を試しました。
試した市販のフードは“ナチュラルハーベストのフラックス結石ケア用"です。
このフードを試したかったのは、AAFCO成犬用栄養基準適合総合栄養食だったからです。
AAFCO(The Association of American Feed Control Officials)については、こちらで詳しく説明されていますのでご参照ください。https://inunavi.plan-b.co.jp/aafco
療法食が悪いというわけではないのですが、当時わんこの食について勉強していたこともあり、少しでも安全に配慮されたフードを与えたいという思いで試してみました。
食いつきもよく、水分摂取、運動、ハーブと合わせて試してみましたが、ストルバイト結晶が再発してしまいました。
効果はわんこによりそれぞれだと思いますので、試してみたいと思われる飼い主さんは、かかりつけの獣医師さんに相談してから始められることをオススメします。
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動物病院の療法食
水分摂取、運動、ハーブ、市販の尿路結石向けのフードで改善がなく策も尽きて、最終的には動物病院の療法食を与えることを受け入れました。
ロイヤルカナン、ヒルズも試しましたが、小粒サイズで食べやすそうだったことや国産という安心感から、ドクターズケアの尿石ケアを与えることにしました。
療法食も嫌がることなく食べてくれました。

尿検査の結果、ストルバイト結晶が陰性に戻りました。
市販のフードでは再発してしまうため療法食を続けることになりました。
手づくりわんごはん

療法食は尿のPHコントロールには効果的ですが、原材料を見ると動物性油脂、チキンミール、フィッシュミールなど、タンパク源がとても残念な内容でした。
‘わが家のわんごはん’にも記しましたが、一生療法食しか食べられないかと思うと可哀想に思えて、手づくりごはんに挑戦しました。
全てを手づくりごはんにする勇気はなかったので、夕ごはんの半分を手づくりごはんにして、鶏肉、卵、鮭などのタンパク質と、水分摂取ができるようおじや風に作りました。
手づくりごはんを加えても、ストルバイト結晶が再発することはありませんでした。
まとめ
愛犬がストルバイト結晶になり、6つの対策を試しましたが、最終的には療法食なしには改善しませんでした。
わが家の愛犬には効果がなかった水分摂取、運動、ハーブも効果があるわんこもいるかもしれませんし、補足としては効果的なのかもしれません。

わが家のあがきが、ストルバイト結晶で悩んでいる方の参考になれば嬉しいですが、あがいている間に結石になり手術が必要になってしまっては大変ですので、獣医師さんと相談しながら対策されることをオススメします。
最後まで読んできただき、ありがとうございました。