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ドッグフード

涙やけが治ったフードはある? 愛犬に合うフードの選び方


愛犬の涙やけを改善したいと思い、フードを探している飼い主さんも多いのではないでしょうか。

涙やけは、フードを見直すことで改善が期待できるケースがあります

一方で、どのフードでも改善するわけではなく、涙やけの原因によって適した対策は異なります

本記事では、涙やけの原因を確認しながら、食事との関係フード選びで意識したいポイントについて詳しくご紹介します。

タイトルテキスト

  • 涙やけの原因と食事との関係
  • 涙やけ改善を目指すフード選びのポイント
  • フードを見直す際の目安と改善しない場合の対処法


涙やけの原因を見極めながら、愛犬に合ったフードを選ぶためのヒントとしてお役立てください。

涙やけの原因と
フードの関係


涙やけは、原因によって対策がまったく異なります。

そのため、まずは「どのタイプの涙やけか」を理解することが重要です。

涙やけの原因は大きく分けて以下の3つです。

  1. 食事(フード)が原因のタイプ
  2. 体質・アレルギーが原因のタイプ
  3. 目の構造やケア不足が原因のタイプ

本章では、上記の3つのタイプについて詳しく解説します。


食事が原因のケース

食事由来の涙やけでよくある原因は、次の3つです。


添加物

一見きれいな粒のドッグフードでも、BHA・BHT・エトキシキン などの合成酸化防止剤が使用されていることがあります。

これらは涙腺まわりの負担を高め、涙の排出バランスを崩すことがあります

※添加物すべてが悪いわけではありませんが、敏感な犬は影響を受けることがあります。


酸化した油

酸化した油は、肝機能・消化負担を増やし老廃物が涙として出やすくなることがあります。

特に小型犬で起こりやすい傾向です。


タンパク質は「質」と「相性」が大切

涙やけ対策では、タンパク質のではなく、消化しやすい良質なタンパク質を選ぶことが大切です。

また、良質なタンパク質であっても、愛犬の体質に合わない場合は消化に負担がかかり、涙やけにつながることがあります。

例えば、次のようなケースです。

  • チキンが体質に合わない
  • ビーフを消化しにくい
  • 特定のタンパク源にアレルギーや食物不耐性がある

このような場合は、タンパク源を見直すことで改善が期待できるケースもあります。

タンパク質愛犬の体質との相性にも、目を向けることが大切です。


体質・アレルギーが原因のケース

食事を変えても改善しない場合は、体質(アレルギー・消化能力・免疫バランス) が関係している可能性があります。

特に次のような子は要注意です。

  • フードを変えても改善と悪化を繰り返す
  • 皮膚の赤み・かゆみが同時にある
  • うんちがいつもゆるい or 便秘気味
  • 昔から涙が多い体質と言われてきた

上記のような症状がある場合は、獣医師に相談してみましょう。

必要に応じてアレルギー検査食事管理を行うことで、原因が分かり、涙やけの改善につながることがあります。


目の構造やケア不足が原因のケース

涙やけの原因目の構造にある場合もあります。

特に、以下に当てはまる場合は、目の構造が関係している可能性があります。

  • 目が大きく丸い犬種(トイプー・マルチーズ・ポメなど)
  • 生まれつき涙が多いと言われた
  • 逆まつげを指摘されたことがある
  • 涙点(涙の出口)が詰まりやすい


逆まつげ(睫毛乱生)

まつげが内側に向かって生えている状態で、常に目を刺激するため涙が増えます

動物病院での処置が必要です。


涙点の詰まり

ゴミや汚れで涙点が機能しないと、涙が鼻へ流れず、全て目の下に流れ出るため涙やけになります。

動物病院洗浄すると改善するケースも多いです。

ケア不足も涙やけ悪化の原因

  • 涙を放置して乾燥
  • 目の周りの毛が長い
  • 顔周りを触られるのが苦手でケアができない

など、毎日のケアが影響することもあります。


あなたの愛犬はどのタイプ?

ここまでご紹介した内容をもとに、愛犬の様子をチェックしてみましょう。

当てはまる項目が多いものほど、その原因が関係している可能性があります。

食事が原因の可能性が高いタイプ

□ フードを変えてから涙やけが目立つようになった
□ 添加物の多いおやつをよく与えている
□ フードの原材料やタンパク源を見直したことがない

     ↓
     ↓
この場合は 原材料・添加物・タンパク源の相性 を見直すこてで改善が期待できます


体質・アレルギーの可能性が高いタイプ

□ 涙やけ以外にも、かゆみや皮膚の赤みがある
□ 季節によって症状が悪化することがある
□ 特定の食材を食べた後に症状が出ることがある

     ↓
     ↓
この場合は、消化吸収やアレルギーへの配慮が大切です。

愛犬の体質に合う食事を見つけることが改善への近道です。


目の構造・ケアが原因の可能性が高いタイプ

□ 子犬の頃から涙やけが続いている
□ 常に涙があふれている
□ 目やにが多い、目を気にする様子がある

     ↓
     ↓
この場合は、フードだけでは改善が難しく、獣医師の診察や日々のケアが重要です

  • 「食事が関係している可能性」
  • 「体質・アレルギーが関係している可能性」

に当てはまる項目が多かった場合は、フードを見直すことで改善が期待できることがあります。

次の章では、なぜフードが涙やけの改善につながるのかを詳しく見ていきましょう。


フードを変えるだけで
涙やけが改善する理由


実は、フードを変えるだけで涙やけが見違えるように改善するケースは珍しくありません。

なぜなら、涙やけ“体の中のバランスの乱れ”が原因で起こることが多く、そのバランスを整えるのに最も影響を与えるのが「毎日のごはん」だからです。

本章では、『なぜフードを変えるだけで涙やけが良くなるのか』について、わかりやすく解説します。


腸内環境と涙やけの関係

涙やけの原因として見落とされがちなのが、腸内環境の悪化です

腸内環境が乱れると、

  • 老廃物や毒素が体内に溜まりやすくなる
  • 肝臓や腎臓に負担がかかり、解毒がうまくいかなくなる
  • 涙の成分が酸化・変質しやすくなる

こうして涙が酸化して皮膚を刺激し、茶色く変色していくのが、涙やけの一因と考えられています

つまり、涙やけが気になる場合は、目元だけでなく腸内環境にも目を向けることが大切です。

毎日の食事で体の内側から健康を整えることが、涙やけ改善への第一歩につながります。


原材料と涙やけの関係

ドッグフードを選ぶときは、どのような原材料が『使われているか』、そして『使われていないか』を確認することが大切です。

ここでは、取り入れたい成分と、できれば避けたい成分についてご紹介します。


取り入れたい成分

  • ヒューマングレードの肉(チキン・ターキー・サーモンなど)
     → 消化吸収がよく、体に負担をかけにくい。

  • 乳酸菌・オリゴ糖・食物繊維
     → 腸内フローラを整え、毒素の排出を助ける。

  • オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)
     → 炎症を抑え、涙腺や皮膚の健康をサポート。


避けたい成分

  • 動物性副産物・ミートミール
     → 原料が不明確で、酸化・炎症を引き起こしやすい。

  • 人工着色料・香料
     → 犬の嗅覚には不要で、むしろアレルギーや涙やけを悪化させる可能性がある。


油の質。保存料・酸化防止剤と涙やけの関係

フードを選ぶときは、原材料だけでなく油や保存料の質にも目を向けてみましょう。


油の質


酸化した油は体内で炎症を引き起こしやすく、涙やけに影響する可能性があると考えられています。

そのため、原材料に「動物性油脂」とだけ記載されているものよりも、「サーモンオイル」「亜麻仁油」など、由来が明確な油が使われているフードを選ぶとよいでしょう。


また、開封後の保存方法にも気を配りましょう。

ドッグフードは開封後、空気に触れることで少しずつ酸化が進みます。
そのため、開封後はできるだけ1か月程度を目安に使い切れる容量を選び、直射日光や高温多湿を避けて保管することが大切です。


保存料・酸化防止剤

保存料にも注目してみましょう。

BHA・BHT・エトキシキンなどの合成酸化防止剤ではなく、ビタミンE(ミックストコフェロール)やローズマリー抽出物など、天然由来の保存料が使われているフードは、、原材料への配慮という点でも一つの目安になります。


涙やけ対策の
フードの選び方


ここまでご紹介したように、涙やけ対策では「涙やけ用」と書かれたフードを選ぶことよりも、愛犬の体質に合ったフードを選ぶことが大切です。

どんなに評判の良いフードでも、すべての犬に合うとは限りません。

ここでは、フード選びで押さえておきたいポイントをご紹介します。


原材料表示を確認する

まず確認したいのは、原材料表示です。

  • 良質な動物性タンパク質が主原料であること
  • 人工着色料・香料など不要な添加物ができるだけ使われていないこと

これは、涙やけ対策のフード選びの目安になります。

また、「チキン」「サーモン」など、使用されている食材が具体的に記載されているフードは、アレルギーが心配な愛犬にも選びやすいでしょう。


愛犬の体質に合ったタンパク源を選ぶ

涙やけの原因が食物アレルギー体質にある場合は、タンパク源を見直すことで改善につながることがあります。

例えば、チキンが合わない場合はサーモンラムなど、別のタンパク源に変更することで症状が落ち着くケースもあります。

ただし、自己判断で何度もフードを変更するのではなく、症状が続く場合は獣医師に相談しながら進めることをおすすめします


価格や口コミだけで選ばない

SNSやブログでは「このフードで涙やけが改善した」という体験談を見かけることがあります。

しかし、涙やけの原因は犬によって異なるため、他の犬で改善したフードが、あなたの愛犬にも合うとは限りません。

口コミは参考程度にとどめ、原材料栄養バランス愛犬の体質に合っているかを確認しながら選ぶことが大切です


原材料や栄養バランスに注目しながら、涙やけ対策として注目されているフードについて、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
あなたの愛犬に合うフード選びの参考になれば幸いです。


フードを変えて
どれくらいで改善する?


フードを見直したものの、
「いつ頃から変化が出るの?」
「改善しない場合はどうすればいい?」

と不安になる方も多いでしょう。

涙やけは、フードを替えた翌日に変化が現れるものではありません

焦って何度もフードを変えるよりも、一定期間は様子を見ながら愛犬に合っているかを判断することが大切です。


変化が見られるまでの目安

改善までにかかる期間には個体差がありますが、一般的には2〜4週間ほどで涙の量や目元の状態に変化が見られ始め、1〜2か月ほどで改善を実感するケースがあります。

ただし、すでに毛が茶色く変色している場合は、涙の状態が改善しても毛が生え変わるまで見た目の変化が分かりにくいこともあります。

様子を見るときのポイント

  • 1か月程度は継続して様子を見る
  • 途中で何度もフードを変更しない
  • 涙の量だけでなく、目元の汚れや被毛の状態もあわせて確認する

改善しない時の対処法

フードを見直しても改善が見られない場合は、食事以外に原因がある可能性も考えられます

例えば、目の構造目の病気食物以外のアレルギーなどが関係していることもあります。

  • 涙の量が急に増えた
  • 目を気にしてこする
  • 目やにが多い

などの症状がある場合は、自己判断でフードを変え続けるのではなく、早めに動物病院で相談しましょう

涙やけの原因は愛犬によって異なります。

だからこそ、愛犬に合ったフードを見つけ、必要に応じて獣医師のアドバイスを受けながら改善を目指すことが大切です。


まとめ

涙やけはフードを見直すことで改善するケースもありますが、すべての原因が食事とは限りません

愛犬の状態を見極めながら、体質に合ったフードを選ぶことが大切です。

  • 涙やけの原因は、食事・体質(アレルギー)・目の構造などさまざま

  • 食事が原因の場合は、消化吸収の良いフードや良質な原材料を選ぶことが改善につながることがある

  • 原材料だけでなく、タンパク源・油の質・添加物の有無も確認する

  • SNSやブログの口コミは参考程度にし、愛犬に合うフードを選ぶことが大切

  • フードは1か月程度継続して様子を見て、改善しない場合は食事以外の原因も考える

  • 目の異常や症状が続く場合は、早めに動物病院へ相談する

涙やけは、愛犬の体質に合ったフードと毎日のケアを続けることが改善への近道です。

焦らず様子を見ながら、愛犬に合った食事を見つけてあげてください。

皆さまの愛犬が美しい目元を取り戻せますように…。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

📚<主な出展・参考文献>

  • 環境省. (2022). ペットフードの品質および表示に関するガイドライン. 環境省.
  • 公益社団法人 日本小動物獣医師会. (2020). ペットフードと栄養の基礎知識. 公式資料.
  • 消費者庁. (2023). ペットフードの安全性に関するQ&A. 消費者庁.
  • 小動物臨床栄養学研究会(編). (2010). 小動物の臨床栄養学 第5版. マークモリスインスティテュート(日本語版).
  • 日本獣医眼科カンファランス. (2017). 獣医眼科学 第2版. インターズー.
  • 日本獣医皮膚科学会. (2019). 犬と猫の皮膚病ガイドライン. インターズー.
  • 農林水産省. (2023). ペットフードの安全性確保に関する情報. 農林水産省.

※本記事は、上記の公開情報および専門資料をもとに一般向けに分かりやすく再構成しています。

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