
グリーフワークという言葉をご存知でしょうか。
グリーフケアという言葉の方が耳馴染みがあるかもしれません。
グリーフとは悲嘆や深い悲しみ、ケアとは心づかいや世話すること、グリーフケアは深い悲しみを持つ人への支援と言えます。
グリーフワークは、深い悲しみを持つ人自身の癒しの作業と言えます。(goo辞典より一部抜粋)
“ペットロスとの向き合い方”に、私が実践したグリーフワークについて3つ記しましたが、今回はその続きです。
愛犬の写真を振り返ることで楽しい記憶を思い出し、徐々に癒された経験談についてまとめました。
掲載してる写真をクリックすると、商品ページに移行するよ🐶

愛犬の
新しい居場所を作る
愛犬が旅立った後しばらくは、愛犬が使っていたものをそのままにしておいて、時々匂いを嗅いでみては愛犬の存在が「まだある」と感じ、癒されることがあるでしょう。
数日で匂いは徐々に薄れ「もうここにはいない」ことを自覚し始めたら、愛犬の新しい居場所を作ってみてはどうでしょうか。
もう抱きしめることも匂いを感じることもできないとわかっていても、しばらくは姿を探してしまうものです。
愛犬の存在を感じられるものの一つに、スマホに溜まった何千枚という写真や動画があります。
その中からとっておきの写真を選ぶことも、グリーフワークの一つになるのではないでしょうか。
お骨の隣に置く写真は、とっておきの一枚を選びたいですよね。
選ぶのは写真だけではありません。写真立ても重要です。
私は、愛犬だけのメモリアル写真、そして家族写真を飾る写真たて、さらにたくさんの思い出を静ではなく動で感じたくてデジタル写真立てを探しました。
写真や写真立てを探す作業が、いわゆる喪の作業、グリーフワークになりました。
メモリアル写真を選ぶ
わが家の愛犬は、闘病を経て旅立ちました。
メモリアル写真を選ぶとき、私にとっては「一緒に闘った」という思いと「よく頑張ったね」という思いが強く、最近の写真の中から探していました。
そんな時「愛犬は、元気だった頃の自分を覚えていてほしいもの」という話を聞きました。
確かに自分が愛犬だったら同じように、若々しくはつらつとした写真を残したいと思うだろうなと考えました。
素の愛犬を感じられる写真を選ぶのも、また愛犬のために時間を使っている感覚があって救われました。
写真立てを探していく中で、「これだ」と思うものを見つけました。

私が選んだ写真立てはこちらです

この写真立てを選んだ理由は、自分の愛犬だけのオリジナルフォトプレートを作ってもらえることでした。
どこがオリジナルかというと、
・愛犬の写真をプレートにしてもらえる
・名前や日付、メッセージが入れられる
・プレート形や柄を複数のデザインから選べる
愛犬へのメッセージを考えることも、グリーフワークになっていたと思います。
初七日に間に合うように、写真を選び、メッセイージを考え、オーダーしました。
悲しい時は、少し忙しいくらいの方が気が紛れました。

家族写真を選ぶ
愛犬の写真、家族の写真、何千枚という写真の中から選りすぐりの写真を選ぶのですから、すぐには決められませんよね。
懐かしい写真を見ては泣いたり笑ったり、写真を選んでいる時間は追悼の時間になります。
愛犬との思い出に没頭することで、愛犬が少しずつ自分の中にまた育っていく、そんな風に感じられるかもしれません。
私は写真を選びきれなかったので、先にフォトフレームを選び、フレーム数に合わせて写真を選びました。
いつも眺める写真ですから、多すぎず、少なすぎず、置き場所にあったサイズを選ぶと良いと思います。

私は4枚にしました


家族記念日に合わせて完成させて、お花と一緒に備えました💐
デジタル写真を選ぶ
愛犬の写真ベストワンを選ぶのは本当に難しく、あれもこれもと選びたくなるでしょう。
複数枚の写真をまるで動いているかのような感覚で味わたいと思った時、デジタル写真立てを飾ることを思いつきました。
当時、Wi-Fiでデータを飛ばせる商品を探しきれず、メディアに保存する作業が面倒だったので、タブレットを購入してスライドショーを作ることにしました。
四十九日に向けて準備をしました。
お世話になった友人を自宅に招いてお礼の会をした時に、スライドショーを一お披露目しました。

価格は高くなりましたが、写真を見ること以外にも活用できるメリットもあるのでタブレットを選びました。
今、まさにそのタブレットでこの記事を書いています。

よくよく探せば、便利機能がついたデジタルフォトフレームがありました。
前のめりになって探していると見つかりませんが、じっくり探せば見つかるものですね。
こちらの商品は、Wi-Fiセンサーが内蔵されていてスマホアプリで写真データを転送できるそうです。
人感センサー、タッチパネル機能、写真や動画はもちろん音楽、目覚まし時計、カレンダー、お天気機能まで備わっています。


飼い主さまの思いが叶うものをゆっくり見つけてくださいね。
あとがき
最愛の存在を見送り、思いっきり泣いた後は、愛犬との楽しい思い出を振り返ってみるのもグリーフワークの一つです。
皆さんのスマホの中にも、数えきれないほど愛犬の写真が保存されているのではないでしょうか。
月命日、四十九日、百箇日など、イベントに向けて準備することもワークになりますが、無理をする必要はありません。
タイミングは人それぞれです。
写真は見たくなった時に見れば良いのです。その時が来たら、ほとんどが楽しい思い出だったと言うことに気づけるかもしれません。
癒される方法は人それぞれです。
どうぞご自分の気持ちと向き合い、無理をなさらず出来そうなことから始めてみてください。
皆さまの悲しみが少しずつ癒えていきますように…。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。