
ケージやサークルは、 愛犬が食事や排泄、誰にも邪魔されずに寛ぐためのプライベート空間です。
飼い主としては、物件探しと同じような気持ちで選んであげたいですね。
大切な愛犬のケージを選ぶ時は、サイズ、機能性、材質・色、価格の4つのポイントを生活スタイルに合わせて選ぶと失敗がないでしょう。
本記事では、ケージ選びの4つのポイントとわが家のわんこ調べ小型犬におすすめのケージ12選をご紹介します。
各メーカーさんモデルチェンジをされ、10年以上前に購入した同じ商品は見つかりませんでしたので、わが家の愛犬が使用している、または使用していたケージに近い、購入を検討したケージのおすすめポイントをまとめました。
目次
サイズ
サイズのポイント
ケージを使用する目的、例えば、食事や排泄の時だけ使用するのか、お留守番の時に快適に過ごせる場所として使用するのか、目的により必要なサイズが変わってきます。
例えば、食事だけ、排泄だけ、という場合は、大きなサイズのケージは必要ないでしょう。
お留守番をケージで過ごす場合は、少なくともベッド、トイレ、水皿がおけるスペースが必要です。幅90㎝×奥行き60㎝程度以上のサイズを選ぶことをおすすめします。
わが家のケージ選びの失敗については、こちらの記事でご紹介しています。(苦笑)
サイズで選ぶ

食事だけ、排泄だけに使用するなら、こちらのミニマムサイズがおすすめです。
初代ケージは上記のサイズでしたが、ベッドとトイレを置くには狭かったので下記のサイズに買い替えました。


ベッドとトイレをおくなら、こちらのサイズがおすすめです。
わが家は、このサイズを2台並べて置いていました。
ベッドとトイレが置けますが、食事の時はベッドをケージ外に出していました。

機能性

ボンビアルコン
機能性のポイント
ケージは、お世話をする飼い主にとっての使いやすさやお手入れのしやすさ、愛犬にとっての快適さも重要なポイントです。
使いやすさ
ケージにベッド、食台、トイレ、全てを設置する場合は、扉がケージのどこに設置されいるかがポイントです。
一番使用頻度が高いのはトイレです。ケージの出入口からトイレシートの交換がスムーズにできるか、扉の位置やサイズを確認しましょう。
食台をどこに置くか、フード皿が出し入れしやすかも確認しましょう。
ケージの屋根が開閉できる、または外せるタイプであれば、ケージ上側からフード皿や水皿を置くこともできます。
ケージの扉の位置と開閉方法も確認しましょう。
扉がスライド式のタイプや設置場所のスペースに余裕がある場合は問題ありませんが、開き戸式のタイプでは設置場所で開閉が可能か扉のサイズを確認しましょう。
お手入れのしやすさ
毛が抜ける犬種の場合、ケージは抜け毛の溜まり場になります。
食事や排泄でも多少は汚れますので、底面トレーの定期的なお掃除が必要になります。
ケージ底面のトレーがスライド式に取り出せるタイプは、お掃除がしやすくておすすめです。
キャスター付きのケージは動かしやすいので、周辺のお掃除がしやすくて便利です。
快適さ
わが家ではケージにトイレを入れていましたが、お留守番中に排泄をしてくれないので、ケージの外にもトイレを置いてみたところ、外のトイレばかりを使うようになりました。
犬は、敵から身を守るために排泄物の臭いを隠す習性があるそうです。
もしケージが自分の食事や寛ぐための安全の場所だと思っている場合、ケージの中で排泄をしたがらないかもしれません。
デリケートな愛犬には、トイレがセパレートされたケージにを選ぶ、またはケージは最小サイズにしてケージ外にトイレスペースを作るのも良いかもしれません。
使いやすさ、
お手入れのしやすさで
選ぶ

お掃除しやすさで選ぶなら、
底トレーが引き出せるタイプがおすすめです。

こちらは、木製タイプがお好みの方におすすめです。
後面が柵ではなく板になっているので、壁前に設置する場合は壁の汚染が防げるところもありがたいですね。
私の経験では、金属製より木製やプラスチック製の方がお手入れがしやすいです。
金属部分に付着した汚れは、拭いても取れにくい印象があります。


こちらは、トイレの場所を分けたい方におすすめです。
トイレスペースや屋根がジョイント式なので、取り外しや後付けもできるようです。
お好みに合わせてチョイス出来るのも便利ですね。

ベッドとトイレは別がイイわん!


こちらのケージは組み立てを変えることで、サークル、ゲート、仕切りの3WAYで使用できます。
高さが50、70、90cmから選べます。
愛犬の特性や生活スタイルに合わせて使い分けできますね。
材質・色

材質・色のポイント
材質は、木製、金属製、プラスチック製、布製などがあります。選び方については、こちらの記事で詳しく紹介されていますので参考にしてください。https://my-best.com/13581
各メーカー2〜3色展開している場合が多いので、飼い主さんのお好み、お部屋の雰囲気で選ばれても良いと思います。
材質・色で選ぶ

わが家では、部屋に馴染むように家具に合わせてナチュラルブラウンの木製を選びました。
2頭目を迎えた時、ケージが2台になると部屋を占める割合も大きくなって存在感が増したので、お揃いに買い替えたら統一感が出て部屋に馴染みました。
ブラウンとホワイトの2色から選べます。
トイレサイズがレギュラーとワイドがありますので、ご購入の際はご確認ください。


わんこママのイチオシです☝️
お値段は高めですが、ペットケージと言うよりもはや家具です!
ナチュラル、ライトブラウン、ホワイトの3色から選べます。


我が家がこのケージを選んだのは、材質(木製)やデザインもありますが、一番の理由は機能性です。
もともと使っていたケージはキャスターを外しても入口の高さが7cmあり、愛犬がシニア期に入ると出入りする時に“よいしょ”と頑張っているように見えました。
このケージは入口の高さが2cmと低く、椎間板ヘルニアの持病を持つ愛犬がハイシニアになった時のことを考えて、思い切って買い替えました。
とてもスムーズに出入りしているのを見ると、買い替えて良かったと思っています。
床部分には断熱マットと防水マットを敷いています。ケージサイズに合わせてカットするのが少し面倒ですが、DIYが苦にならない方にはおすすめです。

憧れのケージはこちら✨
ブラウン、ホワイトの2色展開で、
サークル前面は丸棒、メッシュ、アクリルタイプがあります。
サイズや機能性を生活スタイルに合わせてカスタマイズできます。


2頭1ケージに憧れましたが、
わが家の先住わんこはひとりで寝たいタイプだったので、
2頭2ケージにしました。

一緒に寝たいわん
ひとりで寝たいわん

価格

アイリスオーヤマ
価格のポイント
ケージのサイズや材質、メーカーにより価格は様々です。布製<プラスチック製<金属製<木製の場合が多いでしょう。
まずは必要なサイズを検討し、予算に合わせて材質を選ぶと良いでしょう。
わが家では、2頭で6台のケージを購入しました。愛犬の年齢や生活スタイルの変化、引っ越しなどによる住宅事情の変化によりベストなケージが変わることもあります。
最初は安価なものを選択し、愛犬の特性や生活スタイルに合わせてグレードアップするのも良いかと思います。
価格で選ぶ

布製は比較的安価でおすすめです。
認知症になり徘徊が始まった時は円形サークルが良いそうです。
屋根部分が開放されているので観察もしやすいですね。


ケージを使わない場合は、折り畳めるタイプがおすすめです。
災害時用に備えたり、アウトドアやドライブシートとしても活用できて便利です。

ケージを全く使わない場合は、災害時の避難用にハードキャリーを準備しておきましょう。

愛犬の年齢や特性、生活スタイルの変化で愛犬や飼い主さんにとってベストなケージが変わることもありますので、最初は比較的安価なものを選ぶ方が良いかもしれません。
普段の生活でケージを使用しない場合は、高価なものを用意する必要はないでしょう。
まとめ
ケージを選ぶ時の4つのポイント、サイズ、機能性、材質・色、価格をご紹介しました。
今やペット文化の時代、本当に多くのケージが販売されています。
わが家のような失敗をされないよう、まずはサイズを確認されることを強くおすすめします。
機能性や材質・色の好みは使っているうちに変わることもありますので、「また買い替えになるかも…」を頭の隅に置いて予算にあった価格のものを選択されると良いでしょう。
ケージやサークルは、 愛犬にとってプライベート空間であるだけでなく安全を守る場所でもあります。
普段ケージを使わない場合でも防災対策として一つは用意しておき、ケージやキャリーで過ごすトレーニングをしておくことをおすすめします。
わが家では災害時持ち出し用のハードキャリーをケージ近くに常時置いているのですが、体調が悪い時やひとりで静かに休みたい時などはハードキャリーで寝ています。
犬は、自分が守らなければいけないスペースが広いほど不安になると聞きます。体調が悪い時やお留守番で不安な時に安心できるスペースは狭い方が安心なわんこもいるようです。
本記事が、愛犬にとって、そして飼い主さんにとっても快適なケージ選びの一助になれば嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。