
愛犬のおやつ、添加物や糖分が気になっていませんか?
市販のスティックでは不安な方も多いはず。家で作れる手作りさつまいもスティックなら、安全で栄養満点、犬の年齢や体調に合わせて硬さや量を調整可能です。
本記事では作り方だけでなく、保存方法やアレンジ、トラブル対策まで詳しく解説します。
愛犬の健康と笑顔を増やす裏ワザ情報をすべて紹介します。
目次
手作りさつまいもスティックが
選ばれる理由
飼い主さんの多くは、「市販のおやつは添加物が気になる」「うちの子に合うおやつを自分で作りたい」「簡単に作れるの?」といった“安全性”と“手軽さ”の両立を求めています。
本章では、犬用おやつとしてのさつまいもの魅力、スティック型にする理由、市販品との違いを詳しく解説します。
読み進めていただければ、「なぜ手作りする価値があるのか」「どう作れば愛犬に優しいおやつになるのか」が分かります。
犬用おやつとしてのさつまいもの魅力と注意点
さつまいもは、犬にとって非常に相性の良い食材です。
主成分である炭水化物はエネルギー源として優れており、ビタミンC・ビタミンB群・カリウム・食物繊維も豊富。特に「お腹に優しい自然なおやつ」として獣医師やドッグトレーナーからも支持されています。
さつまいもの主なメリット
- 便通改善:食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるサポートに最適。
- 満足感が高い:少量でも甘みがあり、満腹感を得やすい。
- 抗酸化作用:ポリフェノールやビタミンCによって老化予防にもつながる。
- アレルギーリスクが低い:穀物や肉にアレルギーがある犬でも比較的安心。
一方で、注意すべき点もあります。
さつまいもは糖質が高めなので、与えすぎると肥満の原因に。特に小型犬や運動量が少ない子は、1日の摂取量を調整することが大切です。
また、生のさつまいもは消化しにくいため、必ず加熱してから与えましょう。
さつまいもの注意点
- 生のままはNGです!必ず加熱しましょう
- 与えすぎると太る原因になり得ます
- 消化器が弱い子は少量から試しましょう
- 皮が硬い場合はむいてあげると安心です
- 皮にはポリフェノールが含まれていて、抗酸化作用があります。
- 柔らかく仕上げる場合は皮を残すのもおすすめです。
“スティック型”にすることで得られるメリット
「なぜスティック型なのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。
実はこの形には、愛犬にも飼い主にも嬉しい理由がたくさんあります。
① 食べやすく喉に詰まりにくい
スティック状にすることで、犬が前歯で軽く噛みながら食べられるようになります。
特に中型犬・大型犬の場合、丸呑み防止にも効果的です。
② 与えやすく汚れにくい
一口サイズではなく“持てる長さ”があるため、飼い主が手で持って与えやすく、トレーニングやご褒美にも使いやすいのが特徴。
外出先でも便利です。
③ 固さを調整しやすい
オーブンで焼けばカリッとした歯ごたえ、電子レンジで蒸せば柔らかめになります。
愛犬の年齢や歯の状態に合わせて、硬さを自由に調整できるのもスティック型ならではの魅力です。
④ 見た目と香りで“食欲スイッチON”
スティック状にすると表面積が広くなり、加熱時に香ばしい甘みが立ちます。
「焼き芋のような香り」に犬が夢中になる理由はここにあります。
⑤ まとめ作り&保存にも最適
細長く切ることで乾燥しやすく、冷凍・冷蔵保存が簡単です。
食べる分だけ解凍できるので、作り置き派の飼い主にも人気です。
スティックの太さは約1cm前後が目安だよ。
太すぎると中まで火が通りにくく、細すぎると焦げやすくなるよ。
市販品と手作りの違い
最近はペットショップやネットでも、さつまいもスティック型のおやつが数多く販売されています。
では、手作りとの違いはどこにあるのでしょうか?
無添加の安心感
市販品の多くは「保存性」「見た目」「食感」を維持するために、香料や保存料を加えている場合があります。
もちろん、基準を守って製造されていますが、添加物に敏感な犬やアレルギー体質の子にとっては負担になることもあります。
手作りなら、さつまいも100%の無添加おやつが作れます。素材を選べる安心感は何にも代えがたい魅力です。
原材料の透明性
市販おやつは「原材料表示」があっても、詳細な産地や加工方法が分からないケースがあります。
一方で、手作りなら「どの産地のさつまいもを使ったか」「皮付きかどうか」「どのくらい焼いたか」まで完全に把握可能。
つまり、愛犬に合ったカスタマイズができるのです。
コストの違い
市販品は1袋(約80g)で300〜600円前後。
対して手作りは、さつまいも1本(約150円前後)で同じ量以上作ることができます。
オーブンや電子レンジを使えば、経済的で長く続けやすいのもポイントです。
手作りの付加価値:「愛情」と「信頼」
手作りには“飼い主の愛情”という目に見えない価値があります。
愛犬が安心して食べてくれる姿を見ると、「作ってよかった」と感じられるはずです。
食材を選ぶ手間、焼く時間、冷ます時間、そのすべてが、愛犬との信頼関係を深めてくれます。
愛犬のための
「さつまいもスティック」
作り方ステップ
「市販のおやつより、安全で安心できるものを自分の手で作ってあげたい」
そんな想いから、手作りおやつを始める飼い主さんも少なくないでしょう。
中でも人気なのが、自然な甘みと香ばしさが魅力の「さつまいもスティック」。
本章では、はじめてでも失敗しない【獣医師監修の手作りドッグフード公式サイト「ココグルメ」】の考え方を参考に、素材選びから保存まで、すべてのステップをわかりやすく解説します。 (coco-gourmet.com)
材料準備と選び方ポイント
まずは、使う「さつまいも選び」が大切です。
同じさつまいもでも、品種によって甘みや水分量、焼き上がりの食感が大きく変わります。
① 品種の選び方
犬におすすめなのは、紅はるか・シルクスイート・安納芋など、甘みが強くしっとりしたタイプ。
糖度が高く、焼くと自然な甘さが引き立ちます。
「ホクホク系(紅あずまなど)」は水分が少ないから、ドライタイプにしたい場合におすすめだよ。
② 国産・有機を選ぶ安心感
愛犬に毎日与えるなら、国産・無農薬・有機栽培のものを選ぶとより安心です。
特に皮付きで調理する場合、農薬が残りにくい有機栽培を選びましょう。
③ 皮付き or 皮なし?
皮にはポリフェノールや食物繊維が豊富に含まれていますが、消化が苦手な子には皮をむくのが◎。
初めて与えるときは「半分皮付き」で様子を見てください。
④ カットのコツ
スティック状にする際は、幅1cm×長さ8~10cm程度が目安。
太すぎると中まで火が通らず、細すぎると焦げやすくなるため注意です。
安全に与えるための前処理
調理前の下ごしらえを丁寧にすることで、より安全で消化しやすいおやつになります。
① 洗浄
流水でしっかり土を落とし、皮付きの場合はタワシで軽くこすって汚れを除去します。
② 皮むき
消化に不安がある場合や、シニア犬・子犬の場合は皮をむいてあげましょう。
皮を残す場合も、薄くむいて筋を取るとやわらかく仕上がります。
③ アク抜き
さつまいもをカットしたら、水に10分ほどさらします。
これでえぐみや変色を防ぎ、仕上がりがよりきれいになります。
【ココグルメ】では、犬は人よりも消化酵素が少ないため「生」「半生」状態はNG、必ず中まで火を通すことが大切だと言われているよ。
調理方法別手順
さつまいもスティックは、家庭にある調理器具で簡単に作れます。
仕上がりの硬さや香ばしさを、愛犬の好みに合わせて選びましょう。
① オーブンで焼く(香ばしく・パリッと派)
- 手順:180℃に予熱 → クッキングシートを敷いた天板に並べる
- 焼き時間:25〜30分(途中で上下を裏返す)
- 仕上がり:外はカリッ、中はホクホク
- ポイント:焼きすぎると焦げやすいので、最後の5分は目を離さずに!
② ドライヤー/フードドライヤー(保存重視派)
- 手順:60〜70℃で4〜6時間乾燥
- 仕上がり:水分が抜けて長期保存に向く
- ポイント:カリカリで噛み応えがあるため、歯が丈夫な成犬向けです。
③ 電子レンジで簡単調理(時短派)
- 手順:耐熱皿に並べてラップをかけ、600Wで4〜6分加熱
- 仕上がり:やわらかく、甘みがしっかり残る
- ポイント:ラップを外して追加で1分加熱すると、水分が飛び香ばしさがアップ。
冷ます・保存・与えるタイミングのコツ
焼き立てをすぐに与えたい気持ちは分かりますが、熱いままはNGです。
粗熱を取ることで甘みが落ち着き、香りもより引き立ちます。
冷ます
焼き上がったスティックは、網の上で自然に冷ますのがベストです。
密封状態で冷ますと水分がこもり、ベタつきの原因になります。
保存方法
- 冷蔵:密封容器またはジップ袋で3日以内
- 冷凍:小分けにして約2〜3週間保存可能
🍠与えるときは自然解凍でOKです。
与えるタイミング
おやつのタイミングは、食後2〜3時間あけるのが理想。
空腹時や食後すぐに与えると、胃に負担がかかる場合があります。
よくある失敗とその対処法
Q1:焼いたら「ふにゃふにゃ」になってしまった!
→ 水分が多すぎた可能性があります。
次回は少し細めにカットして、オーブンの温度を190℃に上げて5分追加してみましょう。
Q2:焦げて黒くなってしまった!
→ 天板に直接置かず、クッキングシートを敷くと焦げ防止になります。
また、焼き時間の後半はアルミホイルを軽くかぶせると◎。
Q3:うちの子が食べてくれない…
→ 香りが足りないのかもしれません。
焼く前に少しだけオリーブオイル(ごく少量)をスプレーすると香ばしさが増します。
冷凍保存していた場合は、軽くレンジで温め直すと風味が戻ります。
犬の状態別
カスタマイズ・アレンジ
さつまいもスティックは、愛犬のおやつやごほうびにぴったりの手作りレシピですが、「犬の年齢や体質に合わせて調整する」ことがとても大切です。
同じ材料でも、与え方や硬さを変えるだけで、ぐっと安全で食べやすくなります。
本章では、パピーやシニア犬、肥満・糖尿病リスクのある子など、状態に合わせた工夫の仕方を紹介します。
パピー・シニア犬向けに
調整するポイント
パピー期やシニア期の犬は、歯や消化機能がまだ発達していなかったり、衰えていたりします。
そんな愛犬には「柔らかく」「小さく」「無理のないサイズ」で作るのが基本です。
硬さは“しっとり”が正解
オーブンで長時間焼くとスティックがカリカリに仕上がりますが、幼犬や高齢犬には少し固すぎます。
加熱時間を短めにして“しっとり柔らかめ”に仕上げると、噛みやすく、のどに詰まりにくいです。
電子レンジを使うと内部までしっかり火が通りやすく、柔らかさもキープしやすいです。
味付けは完全に「なし」でOK
犬は素材そのものの甘みを十分に感じ取れます。
塩や砂糖、油を加える必要はありません。
特にパピーやシニア犬は内臓が敏感なので、純粋なさつまいもの甘みだけで十分満足します。
サイズは小指の半分程度に
体が小さい犬ほど喉を詰まらせやすいので、太さや長さは「口に入りやすい大きさ」にカットします。
特にパピーには、ひと口サイズにカットしてから与えると安心です。
シニア期・肥満気味・糖尿病リスクの
愛犬向けレシピ調整
さつまいもは食物繊維やビタミンが豊富で、腸内環境を整える一方、糖質も多く含まれます。
シニア犬や肥満気味の子、糖尿病リスクがある犬には、調理方法や与え方に一工夫が必要です。
カロリーを抑えるなら「蒸す・茹でる」
焼くよりも、蒸す・茹でる方法がおすすめ。油を使わないため低カロリーで、余分な糖分も多少流れ出ます。
さらに皮をむいてから茹でると、より消化しやすくなります。
他の野菜とミックスして栄養バランスを
かぼちゃやにんじんを少し混ぜると、食感や味に変化が出て飽きにくくなります。また、さつまいも単体よりも糖質を抑えつつ、ビタミンAや食物繊維も補えます。
ココグルメなどの獣医師監修の手作りドッグフードでは、野菜の組み合わせ方や犬種別の最適量を紹介しており、参考になります。
与える頻度の目安
肥満や糖代謝に不安がある犬には、「1日1〜2本まで」「週に2〜3回程度」を目安にしましょう。毎日の習慣にせず、特別なおやつとして与えるのがおすすめです。
トレーニング・ごほうび用途に使える“スティック”活用法
さつまいもスティックは、しっかりした形状で扱いやすく、トレーニングのモチベーションを上げるごほうびにも最適です。
特に散歩中やドッグスポーツなど、「素早く取り出して与えたい」場面でも大活躍します。
“形を揃える”とトレーニングがスムーズ
スティックの太さや長さを揃えておくと、1本あたりのカロリーや量が把握しやすく、トレーニング時に与えすぎる心配が減ります。
細めに作っておくと「パキッ」と折って使えるため、1回のご褒美量を調整しやすく便利です。
“持ち運びやすさ”を重視
焼いたスティックを完全に冷まし、密封容器やチャック付き袋に入れれば、外出時にも持ち運びOK。
冷凍しておくと、出先でも自然解凍で柔らかく食べられます。
“食べやすさ”で集中力アップ
トレーニング中に愛犬が食べづらいと、集中力が切れてしまいます。口の小さい犬には短めスティック、大型犬には長めスティックと、犬の口サイズに合わせて作ることで、ごほうび効果が高まります。
知っておきたい食材安全&健康管理の観点
愛犬に手作りさつまいもスティックを与えるとき、ただ「おいしいから」と与えるだけではなく、栄養面や安全性をきちんと理解しておくことが大切です。
犬は人間と違い、消化能力や糖分処理能力が異なるため、与える量や調理方法を間違えると体調を崩すこともあります。
本章では、獣医師やペット栄養士の知見も踏まえつつ、安心して与えるためのポイントを詳しく解説します。
さつまいもに含まれる栄養成分とメリット
さつまいもは、犬にとって健康的なおやつとして非常に優秀な食材です。
@DIME アットダイムによると、さつまいもには以下のような栄養が含まれています。
- 食物繊維:腸内環境を整え、便通改善に役立ちます。特にシニア犬や便秘気味の犬には効果的です。
- ビタミンC:免疫力の維持や抗酸化作用に寄与します。
- カリウム:体内の水分バランスや血圧の調整をサポート。
- 抗酸化成分(ポリフェノール・βカロテン):老化防止や細胞の健康維持に役立つとされています。
これらの成分は、自然の甘みとともに犬にとって食べやすく、少量でも満足感が得られるのが特徴です。
「栄養が豊富だから」と与えすぎると、糖質過多で肥満や血糖値の上昇につながることがあるから、量と頻度の管理が重要だよ。
与えてはいけない状態や注意事項
手作りおやつでも、与え方を間違えると体に負担がかかることがあります。
① 生のままはNG
生のさつまいもは消化しにくく、腸内で膨張して腹痛や下痢の原因になることがあります。
必ず加熱して柔らかくしてから与えましょう。
② 皮の繊維に注意
皮には食物繊維が多く含まれますが、消化が弱い子や小型犬の場合、消化不良の原因になることがあります。
心配な場合は薄くむくか、柔らかく加熱してから与えると安心です。
③ 焦げ
オーブンで焼きすぎて焦げた部分は、発がん性物質が含まれる可能性があるため避けましょう。
焼き加減は「軽く焼き色がつく程度」が目安です。
焦げや生のさつまいもは犬にとってリスクがあるため、加熱や火加減の調整が重要です。
(参考:@DIME アットダイム)
アレルギー・個体差を考える~初めて与える時のチェックポイント
犬によって体質や消化力はさまざまです。初めてさつまいもスティックを与えるときは、必ず少量から試しましょう。
- 少量からスタート:最初は1〜2cmのスティックを1本程度。
- 体調の変化を観察:下痢・嘔吐・元気のなさなどが出た場合はすぐに中止。
- 他のおやつや食事との兼ね合い:新しい食材は普段の食事量の一部として調整する。
このプロセスを踏むことで、アレルギーや消化トラブルを未然に防ぐことができます。
与える量と頻度/体重別の目安
さつまいもは糖質が豊富なため、与えすぎると肥満や血糖値の上昇に注意が必要です。犬の体重に合わせて量を調整しましょう。
- 小型犬(5kg以下):1本(約10〜15g)程度、週2〜3回まで
- 中型犬(5〜15kg):1〜2本程度、週3〜4回まで
- 大型犬(15kg以上):2〜3本程度、週4回程度
- 総カロリーの10%以内を目安に与えると、普段の食事とのバランスも保てるよ。
- 運動量や体調に合わせて微調整するのがベストだよ。
このように、栄養価や個体差を理解し、安全に配慮することで、愛犬に安心してさつまいもスティックを楽しんでもらえます。
手作りなら、加熱やカットの仕方、与える量まで自由に調整できるのが最大の魅力です。
実践に役立つ+α情報
手作りさつまいもスティックは、愛犬に安全でおいしいおやつを提供できる反面、「作ったはいいけど保存が不安」「飽きない工夫が知りたい」「自分も食べたい」といった悩みを抱える飼い主さんも多いはずです。
本章では、「実践的+α情報」を紹介します。
保存状態・賞味期限を延ばす
“手作りスティック専用”の
保存テクニック
手作りおやつは、保存方法を工夫することで長持ちさせることができます。
- ジップロック+冷凍保存
焼き上がったスティックを完全に冷ましてから、1回分ごとに小分けしてジップロックに入れます。空気をできるだけ抜いて冷凍すると、2〜3週間ほど品質を保てます。 - 袋脱気保存
真空パック器がある場合、脱気して密封することで酸化を防ぎ、香りや栄養も長持ち。冷蔵保存で約1週間、冷凍なら1ヶ月程度安心です。 - 乾燥機(フードドライヤー)使用
水分を飛ばすことで、常温保存も可能に。外出先での携帯おやつやドッグスポーツ用にも便利です。
「保存状態が悪くてカビが生えた」という失敗は多くの飼い主が経験します。
必ず粗熱を取ってから密封保存することが、長持ちのコツだよ❣️
手作り後の「使い道・応用バリエーション」紹介
手作りスティックはそのままおやつとして与えるだけでなく、アレンジ次第で楽しみ方が広がります。
- さつまいも+かぼちゃミックススティック
甘みと栄養のバランスがよく、飽きにくい。カボチャのβカロテンも補えます。 - チーズ少量添え
低脂肪チーズをちょっとだけトッピングすると、食いつきが格段にアップ。トレーニングごほうびにも最適です。 - 粉末化してトッピング
ペット用ブレンダーでスティックを粉末にして、ドライフードや手作りご飯の上にかけると栄養価アップ。
食感や形状を変えることで、食欲が落ちたシニア犬にも食べやすくなります。
トラブルシュートチェックリスト
手作りスティックでよくあるトラブルと原因・改善法を表形式でまとめました。
| トラブル | 考えられる原因 | 改善法 |
|---|---|---|
| 食べない | 香りや甘みが弱い、硬すぎる | スティックを少しレンジで温める、チーズやかぼちゃを少量トッピング |
| 硬すぎる | 焼き時間が長い、水分が少ない | 焼き時間を短くする、細めにカット |
| 粘りが出た | 水分が多すぎる、生焼け | 追加で焼くか乾燥機で水分を飛ばす、カット後の水分調整 |
愛犬によって好みや噛む力が違うから、焼き加減や形状を微調整してあげてね。
飼い主も安心して食べられる
“人間用アレンジ”と犬用の
切り分けポイント
手作りスティックは、基本素材が同じなら飼い主も楽しめます。ただし、犬用と人間用では味付けや調理の工夫が必要です。
- 犬用:無添加・無塩・砂糖なし
- 人間用:焼き上げ後にシナモンや少量のはちみつを追加可能
- 切り分けのタイミング:焼く前に生地を分けると、同じ焼き時間で両方を作れます。
「愛犬と同じものを一緒に食べたい」という飼い主の声は多いけど、塩分や甘みの調整を間違えると犬には危険なんだ。
愛犬用の部分は味付けしないでね。
よくある質問(FAQ)
手作りさつまいもスティックを作るとき、「これって大丈夫かな?」という疑問を持つでしょう。
本章では、実際に飼い主さんからよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
犬の年齢や体調、保存環境など、具体的な悩みを踏まえて解説しています。
Q. 何歳から与えて大丈夫?
パピー(生後2〜3か月以降)から少量なら与えることが可能です。
ただし、歯や消化器官がまだ発達途中のため、スティックは柔らかめに加熱し、ひと口サイズにカットして与えましょう。
- 初めて与える場合は1〜2cm程度の小さなスティックからスタート
- 食べた後の便や体調を観察
- 問題がなければ徐々に量を増やす
幼犬は噛む力が弱く、のどに詰まりやすいから「柔らかさ」と「サイズ」が大事です。
Q. 市販のさつまいもスティックと
何が違う?
市販品は便利ですが、以下のような違いがあります。
| 比較項目 | 市販品 | 手作り |
|---|---|---|
| 添加物 | 保存料・着色料・甘味料入りの場合あり | 無添加、味付け自由 |
| 原材料 | 選べないことが多い | 国産・有機・好みの品種を使用可 |
| 食感・硬さ | 固めで長期保存向き | 柔らかめ・硬さ調整可能 |
| コスト | 長期的には高くなる場合あり | 材料費のみで低コスト |
「安全性」「食べやすさ」「愛犬仕様」の自由度は手作りならではだね。
Q. どれくらいの量なら安全?
犬の体重や活動量によって、適量は変わります。
- 小型犬(5kg前後):1本(約10〜15g)程度、週2〜3回
- 中型犬(10kg前後):2本(約20〜25g)程度、週3〜4回
与えすぎると糖質過多で肥満や血糖値上昇のリスクがあります。
手作りの場合は1本あたりの重量を把握して、普段の食事量と調整することが重要です。
Q. 歯が弱い・歯がほとんどない
愛犬にはどうすればいい?
歯が弱い子や高齢犬には、以下の方法で食べやすくできます。
- 電子レンジで柔らかく加熱
- ペット用ブレンダーで粉末化してご飯にトッピング
- スティックを短めにカットして、ひと口サイズに調整
食べやすさを最優先にすることで、喉や消化への負担を減らせるよ。
Q. 冬や夏の気温帯、湿気のある季節で保存する場合注意点は?
季節による保存環境の違いも意外と重要です。
- 夏・高温多湿:冷蔵または冷凍保存が必須。常温保存は避ける
- 冬・乾燥気味:乾燥しすぎるとパサパサになるので、密封容器で湿度を少し保つ
- 湿気が多い場合:脱気したジップロックや乾燥機で水分を飛ばしてから保存
保存環境によって食感や香りが変わるため、季節ごとに保存方法を調整すると失敗しないよ。
手作り
さつまいもスティック
まとめ
- 手作りさつまいもスティックは愛犬に安全で栄養価の高いおやつ
- 食物繊維、ビタミンC、カリウム、抗酸化成分が豊富で、腸内環境や免疫力をサポート。
- 無添加・無塩・砂糖なしで作れるため、健康管理がしやすい。
- 犬の年齢や体調に合わせた調整が重要
- パピー・シニア犬:柔らかめ、ひと口サイズ、味付けなし
- 肥満気味や糖尿病リスクあり:低カロリー化、他の野菜との併用、与える頻度の管理
- 調理方法で食感や栄養を調整可能
- オーブン焼き:香ばしさと食べ応え
- 電子レンジ:柔らかさ重視、消化にやさしい
- ドライ・乾燥機:長期保存や携帯用に最適
- 保存方法と賞味期限の工夫で長持ち
- ジップロック+冷凍、脱気パック、乾燥機使用で2〜3週間〜1ヶ月保存可能
- 季節や湿度に応じた環境管理が必要
- トラブルを防ぐ工夫
- 硬すぎる・粘りが出る・食べない場合は、加熱時間・カットサイズ・トッピングで調整
- 初めて与えるときは少量からスタートし、体調を観察
- トレーニングやごほうびとしても活用可能
- 形を揃えて扱いやすく、散歩中やドッグスポーツでも手軽に与えられる
- 粉末化してフードにかけるなど応用も可能
- 飼い主も一緒に楽しめるアレンジ
- 味付けを調整すれば人間用スナックにも応用可能
- 犬用は無添加・無塩のまま切り分けることで安全性を確保
- 与える量は体重・活動量に応じて管理
- 小型犬5kg:約1本/週2〜3回
- 中型犬10kg:約2本/週3〜4回
- 総カロリーの10%以内を目安に、普段の食事とバランスをとる
手作りさつまいもスティックは、愛犬の年齢や体質に合わせて安全に調整でき、トレーニングやごほうび、食事アレンジまで幅広く活用できる万能おやつです。
保存方法や加熱の工夫を取り入れれば、飼い主も安心して、毎日の愛犬ライフに取り入れられます。
愛犬の年齢や体調、環境に合わせた、安心の手作りおやつを楽しんでくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
